この記事では、メンタルヘルス•マネジメント検定試験Ⅱ種に“独学で合格”した勉強法や体験談を紹介します!
ストレス社会である現代において、メンタルヘルスケアは大きな注目を集めています。
特に管理者にとっては部下の“心の不調”を未然に防ぎ、活力ある職場作りの実現が重要ではないでしょうか。
心の健康管理に関する正しい知識を学べる資格が『メンタルヘルス•マネジメント検定』です。
職場運営に携わる人やストレスとの上手な向き合い方を身に付けたい人であれば取得して損はありません。
一方で、初学者にとっては
「どのように勉強をしたらよいか」
「実際の試験はどんな感じか」
など分からないことだらけですよね。
筆者もメンタルヘルスケア関する知識が全くなくて勉強で苦労しました。
本記事を読むことで「メンタルヘルス•マネジメント検定試験に独学で合格できた勉強法」「苦労したこと」「試験当日の様子」を知ることができるのでスムーズに学習を始められます。
実際に受検したからこそ伝えられる“リアル”な内容ですので、最後までご覧ください!
使用した書籍(教材)と勉強時間
メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式テキストⅡ種ラインケアコース【第5版】中央経済社 税込3,410円
メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅱ種ラインケアコース 過去問題集【2022年度版】中央経済社 税込2,530円
メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅱ種ラインケアコース 重要ポイント&問題集 日本能率協会マネジメントセンター 税込2,200円
勉強時間
試験の1ヶ月半前に勉強を開始しました。
勉強時間は【平日:平均2時間】【休日:平均4〜5時間】です。
平日は仕事があるため、早起きして勉強するなどスキマ時間を活用しました。
休日は平日にできない分を補うために、4〜5時間くらい確保することを意識しています。
実際にやってみて、初学者なら遅くとも1ヶ月半前にスタートした方が良いと感じています。
試験範囲になっている公式テキストは、文量もページ数も多くて内容が盛りだくさんです。
大量の情報を短期間でインプットするには、相当効率よく勉強する必要があります。
筆者は勉強期間中にテキストを5周反復しました。
勉強時間は集中力や勉強効率に左右されますが参考にしてみてください。
独学でも合格できた勉強方法
学習を進める上で各段階別のポイント(勉強法)です。
STEP1|相手を知る
最初に、過去問を見て「どんな問題が出るのか」知るところから始めました。
もちろん、知識がない状態なので答えは分かりません。
それよりも『どのような知識が必要なのか』『出題傾向はあるのか』把握することが目的です。
これから挑む相手(試験)を分析して、学習を進める上での戦略を練りましょう。
テキストの内容を全て覚えることが理想ですが、記憶力には限度があって難しいですよね。
試験に出る確率が低い内容を一生懸命覚えることは得策ではありません。
全てを完璧に覚えるのではなく、合格点を獲得するために必要な知識をインプットする方が効率的です。
最初に合格までの全体像を捉えることで、やるべきこと(覚えること)が明確な状態で学習を進めることができてオススメですよ!
ちなみに、メンタルヘルス•マネジメント検定は“データ(数値)の正誤問題”が出題されるという傾向があります。
初めからそれを知っていれば「数字関係は正確に覚える」という方針で学習を進められますよね。
STEP2|学習を進める
STEP1で必要な知識を把握できたところで学習を始めました。
筆者の勉強方法は
・テキストを読んで暗記、問題を解いて理解度(定着度)を確認する。
・最後まで終えたら最初に戻って同じことをひたすら反復する。
というものです。
その際に、“メリハリをつけて覚える”こと“ノートにまとめない”ことを意識して取り組みました。
合格するためには、出題されやすい知識を確実に覚えることが重要です。
そのために『STEP1|相手を知る』があります。
覚えるべき知識と覚えなくても良い知識のメリハリをつけましょう!
また、ノートにまとめないことも大切です。
これまでの筆者は、覚えたい内容をノートにまとめる勉強スタイルでした。
今思えば効率的ではないし、うまくいった印象はないです。
大抵の場合、時間がかかる割に記憶できていません。
加えて、まとめたことに満足して“勉強した気”になってしまいます。
勉強スタイルには個人差がありますが、思うような結果が出ていない人はぜひ試してみてください。
STEP3|実践練習
STEP2を反復して、ある程度の知識が身に付いたところで過去問を解きました。
試験本番を想定して、集中できる環境で時間を計って取り組みます。
その際に“苦手分野を見つける”こと“時間配分を掴む”ことを意識しました。
過去問を解く目的は
『問題の形式』『知識の定着度』『間違えやすい分野』『時間配分』
を確認するためです。
得点で一喜一憂しないようにしましょう。
過去問を解いた後は、間違えた問題の復習と苦手分野の克服に取り組みます。
時間配分については“見直し時間”も考慮して考えてみてくだいね。
ケアレスミスは誰にでもあり得ることなので、見直しを怠って単純な間違いで失点するのは勿体無いですよ。
その1点で合否が変わるかもしれません。
後悔しないために見直しの時間を重要視しましょう!
実際に受検した感想
苦労したこと
メンタルヘルス•マネジメント検定では数字(年号、統計結果など)の正誤判別できた方がいいです。
そのため数字関係は重点的に暗記しましたが覚えることが多くて大変でした。
年号/人数/時間/割合など様々な数字が登場するので効率良く覚える必要があります。
筆者は“何度も反復する”ことで定着させました。
他にも語呂合わせなど覚え方は様々ありますので、皆さんも工夫してみてください。
試験当日の様子
筆者が受検した会場の年齢層は40〜50代の人が多く、その中に若年層がチラホラいる状況でした。
男女比では、男性がやや多いです。
管理職の人やこれからなるであろう人が受検しているのかな、と印象を抱きました。
メンタルヘルス•マネジメント検定は、3つの検定レベルがあって【Ⅰ種とⅡ種】【Ⅱ種とⅢ種】を同日に受検することも可能です。
しかしながら、併願している人はあまり多くないと感じました。
試験を受けて感じたこと
試験時間には余裕がありました。
それなりに時間が余ったので、何度か見直しをして悔いのない状態で試験を終えられた印象です。
解答は全てマークシートで問題数も適量なので、相当悩まなければ時間が足りないことはないと感じています。
途中退室可能なので制限時間前に退出する人が多かったです。
とはいえ、時間配分や出題形式を確認する上でも事前に過去問や模擬試験などを活用してシミュレーションした方が良いのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、メンタルヘルス•マネジメント検定試験Ⅱ種に“独学で合格”した筆者の勉強法や合格までの体験談を紹介しました。
メンタルヘルスケアの初学者にとっては、分からないことが多いので挑戦することを躊躇いたくなると思います。
しかし、心の健康に関する正しい知識を身につけることで仕事や日常生活において活かせる場面が増えました。
「しっかり勉強すれば比較的容易に取得が可能な資格」という感想です。
職場で部下の管理をする人やストレスとの上手な向き合い方を知りたい人は積極的に挑戦してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!