この記事では、色彩検定2級に“独学で合格”した勉強法や体験談を紹介します!
筆者はこれまで色彩に関する勉強をしたことがない初学者です。
初学者にとっては「どのように勉強したらよいか」「試験当日はどんな感じか」など分からないことだらけではないでしょうか。
筆者自身、勉強を始める前に情報収集しましたが相当な時間を浪費しました。
同じような境遇の人に役立つ情報をまとめたいと思い、記事の執筆に至った次第です。
本記事を読むことで『勉強法や苦労したこと』『試験当日の様子』を知ることができるので合格までの道筋が明確になります。
勉強法や初学者ならではの苦労など、学習を進める前に知りたかった内容をまとめていますので最後までご覧ください!
色彩検定のキホン
▶︎【色彩検定】どんな資格なの?仕事や日常生活で役立つの?
独学で合格できた勉強法
使用した教材
①最短合格!色彩検定2級・3級 テキスト&問題集 ナツメ社 税込2,090円
②色彩検定公式テキスト 公益社団法人色彩検定協会 税込2,970円
③色彩検定過去問題集2020年度2級•3級 公益社団法人色彩検定協会 税込1,980円
各教材を購入した理由や参考書を選ぶ際のポイントが知りたい人は関連記事をご覧ください!
勉強方法
学習を進める上で各段階別のポイント(勉強法)です。
STEP1|相手を知る
最初に、過去問を見て「どんな問題が出るのか」知るところから始めました。
もちろん、知識がない状態なので問題を解くことはできません。
ここでの目的は合格するためには『どのような知識が必要なのか』把握することです。
これから挑む相手(試験)を分析して、戦略を練りましょう。
テキストの内容を一字一句覚えることが理想ですが、現実的には難しいですよね。
試験に出る確率が低い内容を一生懸命覚えることは得策とは言えません。
カンペキを目指すのではなく、合格点を獲得するために必要な知識を覚えた方が効率的です。
最初に合格までの全体像を捉えることで、やるべきこと(覚えること)が明確な状態で学習を進めることができてオススメです!
STEP2|学習を進める
STEP1で必要な知識を把握できたところで学習を始めました。
具体的は勉強法は
テキストを読んで暗記して、問題を解いて理解度(定着度)を確認する。
最後まで終えたら最初に戻って同じことをひたすら反復する。
といったものです。
その際に、“メリハリをつけて覚える”こと“ノートにまとめない”ことを意識して取り組みました。
全ての内容を覚えることは効率的ではありません。
合格するためには、出題されやすい知識を確実に覚えることが重要です。
そのために『STEP1の相手を知る』があります。
覚えるべき知識と覚えなくても良い知識のメリハリをつけて覚えましょう!
また、ノートにまとめないことも大切です。
これまでの筆者は、覚えたい内容をノートにまとめる勉強スタイルでした。
今思えば効率的ではなく良い印象はないです。
膨大な時間を要する割には記憶できていません。
まとめたこと自体に満足して“勉強した気”になっていました。
人それぞれ勉強スタイルはありますが、思うような結果が出ていない方はぜひ試してみてください。
STEP3|実践練習
STEP2を反復して、ある程度の知識が身に付いたところで過去問を解きました。
試験本番を想定して、集中できる環境で時間をはかって取り組みます。
その際に、“苦手分野を見つける”こと“時間配分を掴む”ことを意識しました。
過去問を解く目的は、『問題の形式』『その時点の知識で通用するか』『間違えやすい分野はあるか』『時間配分をどうするか』を確認するためです。
得点で一喜一憂しないようにしましょう。
過去問を解いた後は、間違えた問題の復習と苦手分野の克服に取り組みます。
時間配分については、“見直し時間”も考慮して考えてみてくだい。
ケアレスミスは誰にでもあり得ることです。
見直しを怠って、単純な間違いで失点するのは勿体無いですよね。
その1点で合否が変わるかもしれません。
後悔しないためにも見直しの時間にも重きをおきましょう!
勉強時間
試験の2ヶ月前に勉強を開始しました。
勉強時間は、【平日:平均2時間】【休日:平均4〜5時間】です。
平日は仕事があるため、早起きして勉強したり、スキマ時間を活用するなど工夫しました。
休日は平日にできない分を補うために、4〜5時間くらい確保していました。
実際にやってみた感想ですが、同じくらいの勉強時間を確保できる人なら1ヶ月〜1ヶ月半前に始めても間に合うと思います。
筆者はテキストを6周くらい反復しましたが、合格するだけならそこまで必要ないように感じます。
勉強時間は、各々の集中力や勉強効率に左右されると思いますが、参考にしてみてください。
実際に受検した感想
苦労したこと
色彩検定は、基本的に暗記が全てです。
初学者であっても暗記できれば合格します。
ただ、『慣用色名』には苦労しました。
※慣用色名?と思った人は以下のサイト(外部)を参考にしてください。
“青”系の色でも微妙に違っていて、『サックスブルー』や『セルリアンブルー』のようにそれぞれに名称がつけられています。
色彩検定では、それらを見分ける問題が出題されますが、馴染みがない人にとっては覚えにくいです。
筆者は対策として、毎日寝る前に覚える時間を設けていました。
その甲斐あって何となく判別できるようになったので、覚えるためには“とにかく目にする機会を増やすこと”が大切だと実感しています。
試験当日の様子
筆者の受検会場では、若い女性が多い印象でした。
おそらく美術やデザイン系の学生だと思われます。
そんな中でも、サラリーマンらしき人もチラホラいる状況です。
少々肩身は狭いですが、同じような人もいるので安心してください!笑
色彩検定は各級の試験時間が分かれているため併願することができます。
実際に、3級&2級、UC級&3級のように同日に複数の試験を受けている人もいましたよ。
試験を受けて感じたこと
当日は試験時間ギリギリで終わりました。
読み間違えを恐れて丁寧に設問を読みすぎたためだと反省しています。
試験は途中退室可能で制限時間前に退出する人が多かった印象です。
筆者のように設問を読み込まず、テンポよく進めれば余裕を持って時間内で終えられる問題だと感じています。
出題形式は過去問とほとんど同じです。
時間配分や出題形式を確認するために、事前に過去問を使用してシミュレーションした方が良いですよ。
まとめ
この記事では、色彩検定2級に“独学で合格”した筆者の勉強法や合格までの体験談を紹介しました。
色彩の初学者にとっては、分からないことが多いので挑戦することを躊躇いたくなると思います。
しかし、色に関する知識を身につけることで仕事や日常生活において活かせる場面が増えました。
美術やデザインなど色彩を扱う仕事じゃないから関係ないと思わずに、資格取得に取り組んでみてください!
畑違いだとしても知らない知識を学ぶことで人生が豊かになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!