世の男性であれば、「男としての色気を出したい」「魅力的な男になりたい」と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。
しかし、「どうしたら色気が出るの?」「魅力的な男ってどんな人?」と具体的な方法が分からないと思います。
そこで、色気のある男性の生活習慣や行動習慣を解説した『男の色気のつくり方』(以下、本書)を読了しましたので、内容の一部を紹介させていただきます。
本書が大人としての「深み(色気)」を醸し出すための指針になるはずです!
色気のある男と色気のない男
残酷な恋愛格差問題
色気のある男は、常に女性からの注目、興味、あるいは接触意欲を集め続ける。
男の色気のつくり方 p.4
皆さんの周りにも、やたらとモテる人っていると思います。
モテる男に対しては世の女性の興味が集まり、そうでない男には女性からの興味はほとんど向けられない。
残酷ですが、このような“恋愛格差”は実存しています。
色気のある人とそうでない人の違い
モテる人(=色気のある男)とそうでない人(=色気のない男)の違いはなんでしょうか?
実際に女性たちの注目を集める色気男は、肩書きや収入、学歴などではない“魅力”を持っています。
モテる人は生まれ持った才能だから自分とは無縁だ‥と諦めていた人はご安心ください。
色気男の生活習慣や行動習慣を本書から学んで、実践することでモテ男に近づくことができます!
色気のある男になるには
女性を魅了する態度
30歳を過ぎたら「色気のある言葉」で話す
自分で考えて紡ぎ出した言葉には、思いが宿る
〜中略〜
どこからか借りてきたような言葉や、まるで教科書に書いてあるようなことを、そのまま口にしてしまうと、色気はたちまち霞んで消える。
男の色気のつくり方 p.25
皆さんにも、実際に話してみたら印象が変わった(良くも悪くも)という経験があると思います。
魅力的な男は、色気のある言葉で話します。
教科書に載っているような営業トークやマニュアルトークをしてはいけません。
女性は「自分の言葉で語り尽くせる人」に魅力を感じます。
例え話し上手でなくとも、“自分の言葉”で語ることで一気に色気を醸し出します。
自分の言葉で語るには、実際に見たり、聞いたり、行ったりと経験を積み重ねなければなりません。
ありきたりな話をするのでなはく、生き様や経験をもとにした深みのあるトークができる男を目指しましょう!
力強く、低い声でパンチを打ち込む
相手をほめるときも、注意するときも、突っ込むときも、デートに誘うときも。とにかく「はっきり言う」ことで「色気」が増強される。
男の色気のつくり方 p.37
女性は、いつも優しくて、話を聞いてくれる“だけ”の男に対して『オスとしての魅力』を感じません。
良いことであれ、悪いことであれ、信念をもってハッキリ言うことで色気が増強します。
もちろん、優しさや聞き上手もモテるためには大切な要素です。
しかし、モジモジせずに時には男らしく“断定”する姿に色気を感じさせることができます。
完璧を求めない
男は「ちょっと雑」なくらいでちょうどいい
男性が少し雑で、無骨な部分を残すからこそ、女性が女性らしく自分を表現しやすくなり、男女がぴったり噛み合う。
男の色気のつくり方 p.76
経歴や性格、エスコートなど、全てにおいて完璧すぎる非の打ちどころのない男性は一緒にいて疲れると思われてしまいます。
ドライブ中、知らない道にグイグイと入っていく力強さ、考える前に行動して「やってみなきゃわからないよ」と言える無鉄砲さなど、ちょっと雑な無骨さに女性は色気を感じます。
しかしながら、「全くエスコートしない」「話を聞かない」「優しさもない」などの雑さは論外です。
エスコートする姿勢があり、話も聞く、優しさもあるが結果的に『少々』雑になってしまう。
そのさじ加減が色気を醸し出すか否かの分かれ目となります。
こんな男になってはいけない
「学歴」「金」「肩書き」の自慢が、色気を殺す
自慢する男は魅力がない。それどころか、場の空気を悪くするマナー違反を犯している。
男の色気のつくり方 p.191
色気に関係なく自慢話ばかりする人は好かれません。
こういった人は、自分に自信がなく誰かに認められたいという承認欲求が強い傾向にあると言われています。
自慢話を始めた途端に、そういった内面の破綻を見抜かれ、一気に「痛い人」認定をされてしまいます。
これでは色気のあるモテ男とは程遠い存在です。
色気のある男は、たとえ肩書きや収入が良かったとしても、それを言ったところで興ざめされるのを知っているので、あえて言いません。
そんな自慢話をしなくても、その場を盛り上げ、女性のハートをつかめる自信を持っています。
カッコよさのかけらもない「ウソをつく男」
嘘をついて、女性を口説こうとする男。
そういう男からはどこか薄っぺらい、そして汚れたオーラが漂う。
男の色気のつくり方 p.211
男性であれば、女性から良く見られたい、かっこいいと思われたい一心で、見栄を張ってしまう(嘘をついてしまう)経験があるかもしれません。
相手を傷つけない嘘であればまだしも、中には女性を傷付けてしまう危険な嘘もあります。
お金があるフリをする。女性の存在を隠す。好きでもないのに気を持たせる。
このような男から「色気」が漂うことはありません。
女性を楽しませたい、良い思い出をプレゼントしたい、といった“純粋な気持ち”に男の色気が宿ります。
感想
筆者は「好かれる男=色気のある男」だと思っていました。
「優しい」「聞き上手」「話し上手」などが好かれる男の象徴ですが、それだけでは色気のある男とは言えません。
本書『男の色気のつくり方』は、どのような行動から色気を感じさせることができるのか学ぶ事ができる1冊です。
「色気がないと言われた」「そもそも男の色気ってなに?」と悩んでる人は読む価値があると思います。
しかし、本書に書いてある生活習慣や行動習慣の全てを愚直に真似すれば色気男になれるわけではありません。
個人的には、本書の内容を参考にして自分にできること、合うことを少しずつ取り入れるくらいがちょうど良いと思いました。
その人の『キャラ』に合わないことをすると、相手に違和感を感じさせてしまいます。
例えば、いつも笑顔で優しい男性が、意中の女性の心をかき乱そうとして素っ気ない態度をとると
「あれ?何か怒ってるのかな?」
と感じさせてしまいます。
それでは、逆効果ですし、よく分からない人だと思われて女性は離れていきます。
自分のキャラを把握した上で「女性はこういう行動から色気を感じるのか」「これなら自分にも当てはめられそうだ」くらいの気持ちで読むことで、色気男に一歩ずつ近づけると思います!
この記事で紹介した内容は、本書のほんの一部に過ぎません。
詳しい内容が気になる人は是非ご一読ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!