- お金持ちになりたい
- 収入を増やしたい
- 贅沢な生活がしたい
上記のような、お金に関する悩みや願望は尽きませんよね。
一方で、どのように収入を増やせば良いか分からない人がほとんどではないでしょうか。
残念ながら「これをすればお金持ちになれる」といったチートはありません。
しかし、目標を達成したり願望を叶えるためには、“すでに成功している人から学ぶ方が早い”と思います。
そこで、年収1億円を超える人がどのような習慣を実践しているのか解説している『億を稼ぐ人の習慣』(以下、本書)を読了しましたので、要約や感想を紹介します!
億を稼ぐ人の多くには共通項があります。
本書を読んで、実践することで「億り人」への第一歩を踏み出してみませんか?
この記事はこんな人にオススメです👇
要約
復讐リストと自分自身を知る
成功するためには、並々ならぬ努力が必要です。
現在は会社員だけど、いずれ起業して成功したい!と思っている人は、同僚が仕事終わりに飲み歩いているときに起業のための準備をしたり、スキルを高めるための勉強をしたり、人一倍頑張らなければ目標を実現できません。
そして努力を続けるためにはモチベーションが重要になってきます。
あなたには途中で心が折れないだけの成功者になるためのモチベーションはありますか?
「良い車が欲しい」「モテたい」「好きなものを好きなだけ買いたい」など、お金持ち(成功者)になりたい理由は人それぞれ違うと思います。
しかし、本当に辛い時の大きな起爆剤になる感情は“ネガティブなエネルギー(復讐心)”です。
「成功して○○を見返してやる」といった気持ちの方が強いモチベーションになります。
そこで「起業してもどうせ失敗すると言った〇〇を見返す」といった内容をリスト化した復讐リストを作ることがオススメです。
苦しくて挫けそうな時にこのリストを見返すことで、もう一度頑張ろうと思える起爆剤になります。
また、“自分自身の考え方のクセを知ること”が重要です。
人間には、「自分が思った通りの人間になる」という特徴があります。
例えば、「モテない」と思っている人は、異性と話すことを避けるため、さらにモテなくなるが、「モテる」と思っている人は、臆することなく異性と話し、好かれるノウハウを身につけるのでますますモテるようになります。
このように「思い」と「行動」は密接に関係しています。
そこで、自分自身を見つめ直し、どのように物事を考えるクセがあるのか把握しましょう。
もしネガティブ思考であるのなら、ポジティブ思考になるように意識的に考え方を修正します。
成功者は、自分自身のことを良く理解しています。
その上で、確実に成功するための戦略を練るのです。
自分に「催眠術」をかける
人は繰り返しの言葉に弱いのは事実です。同じ表現を単調に繰り返すと、軽い催眠状態になってしまいます。
その結果、繰り返された言葉を信じ、それに基づいた行動をとるようになります。
億を稼ぐ人の習慣-p.77
例えば、周りの人が「不況だ不況だ」と言っていると自分の中で「現在は不況なんだ」といった意識が強くなり、そのような状況が現実となってしまいます。
そこで逆転の発想で、ポジティブな言葉を繰り返すことで、その状況を現実のものにすることができます。
このように成功者は“自分に「催眠術」をかけることで成功への道を切り拓いている”のです。
また、本書では手書きで夢を100個書き出し、毎日眺めては夢を実現した自分を想像することを推奨しています。
これも自分に催眠術をかけることの一種になりますが、自分の夢を繰り返し眺めることでその状況が現実になるというものです。
ポイントは『手書き』で書き出すということです。
人間は、キーボードでタイピングするより手書きの方が、脳に強くインプットされるそうです。
夢を脳にすり込ませることで、それを実現するためにはどうすれば良いか?といったように成功するために行動すべきことを考えるようになります。
セルフイメージを高める
人には、つねに「その状態でいよう」とする性質があります。
億を稼ぐ人の習慣-p.106
人間の潜在意識の中に、いまの自分を維持しようとする働きがあります。
成功するためには、今の自分を変えなければなりません。
その際に、この潜在意識が変わることを妨げようとしてきます。
例えば、今の会社を辞めて独立しようとした時。
「せっかく安定した収入があるのに辞めていいのか?独立しても成功する保証はないし、不安になってきた。」
などの感情が湧いてきます。
現状を維持しようとする働きは本能なので無くすことはできませんが、『セルフイメージ』を高めることで潜在意識を味方につけることができます。
仮想通貨が当たり「たまたま」億り人になった人の大半は、大損して最終的に全てを失ってしまう人が多いそうです。
これは、億単位の資産を手にするセルフイメージができていないため、潜在意識が年収300万円の自分に戻そうと働きかけるため起こるとも言われています。
仮に、「自分は億万長者」というセルフイメージができていれば、潜在意識がその状態を維持しようと働くので大金を失うことがありません。
今の生活を抜け出して成功者になりたいと思っている方は、成功した自分のイメージを高めることで潜在意識のレベルから実現に向けて動き出すことができます。
お金の原則を知る
本書では、「お金の三原則」として以下の3つが紹介されています。
1お金に対する罪悪感を持たないこと(お金のことを好きになる)
2お金の嫉妬を憧れに変える
3お金に嫌われない使い方をする
億を稼ぐ人の習慣-p.160
お金持ちになれない人は、「お金は悪だ」「お金持ちは悪い奴だ」「お金なんて卑しい」という感情を抱いています。
そのような感情を持っていては、お金を稼ごうという気持ちにはなりませんよね。
成功するための大前提としてお金に対する罪悪感を持たないことが重要です。
また、「お金持ちが羨ましい」「あんなに贅沢できていいな」などお金持ちに対して嫉妬してしまうことはあると思います。
しかし、嫉妬していると自分のセルフイメージが『お金持ちでない人』に定着してしまいます。
そこで、嫉妬しそうになったときは「あんな風になりたい」「〇〇さんみたいにお金持ちのなったらどんなにいいだろうか」など憧れの気持ちを持つことで、成功している自分をセルフイメージにすることができます。
さらに、お金は「ギャンブル」「贅沢」「貯め込まれる」ことを嫌がります。
お金が嫌がる使い方をしていては一生成功することはできません。
お金は、仲間やお世話になった人に積極的に使うことを好みます。
成功者は、「自分にできることは微々たるものだけど、少しでも役にたててほしい」という気持ちでお金を使っていると巡り巡って自分のところに戻ってくるといった考え方でお金を使います。
幸福を習慣にする
「今日は占いで最下位だったから上手くいかない」「気分が上がらないから1日何やってもダメだ」
朝起きてからこのように考えていると、本当にその現実を引き寄せることになります。
これはすでに紹介したように潜在意識がそうさせるからです。
成功者は幸福になれるような潜在意識を持つことが習慣となっています。
例えば、朝起きて洗顔するときに鏡に映るの自分に向かって「今日の私はイケている」など自己暗示をかけることで自分で自分を洗脳します。
このように幸福の状態を自分で作り上げているのです。
感想
本書での重要なポイントは「潜在意識をどのように使いこなすか」だと感じました。
正直、「胡散臭い」とも思いましたが、成功するためには並々ならぬ努力や相当なメンタリティが必要です。
途中で投げ出したり、心が折れることなく続けるためには『気持ち(潜在意識)』が大切です。
本書は、成功者になるためのメンタル面での土台を学ぶことができる1冊だと思いました。
紹介されている習慣は、今の自分にもできることが多いです。
この本を読んだからお金持ちになれるということはありませんが、内容を参考に自分にできることをやってみることで成功者のマインドを植え付けることができると思います。
まとめ
この記事では、中野祐治さんの「億を稼ぐ人の習慣」について紹介しました。
とても読みやすく、ビジネスパーソンにとっては学ぶことが多い1冊だと感じました。
本書の内容が気になっていた人や読む本を探している人にとって参考になれれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!