大人ニキビの悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
思春期ニキビと違って大人ニキビの原因はストレス/睡眠不足/不摂生な食生活/ホルモンバランスの乱れなどあらゆるな要素が考えられます。
繰り返すニキビにネガティブな感情になりますよね。
このまま一生治らないのではないか?と絶望する気持ちが痛いほど分かります。
筆者は20代中盤になってから突如ニキビが出来るようになりました。
それまでは思春期も含めて肌トラブルで悩んだ経験はありません。
当時のことを振り返ると本当に辛い日々でした。
ニキビに効果があるということをネットで見つけては片っ端から試してみましたが一向に良くなる気配はありません。
まさに出口の見えないトンネルを走っているような感覚です。
ニキビで悩んでいる人は筆者と同じような気持ちでいるのではないでしょうか。
幸運にも相性の良い治療法に出会えたことで4〜5年治らなかったニキビが回復し始めました。
現在は若干のニキビ痕が残っているくらいで、ほぼ完治している状態です。
筆者はニキビ治療に対する正しい知識を知らず無駄なことをたくさんしてきました。
そのせいで長い年月を費やしてしまったと思っています。
そんな経験を踏まえて『大人ニキビで悩み始めた時期に知りたかったこと』を皆さんに紹介します。
これを知っていれば遠回りすることなく最短でニキビを完治することができますので最後までお付き合いください!
これを最初から知りたかった‥
スキンケアだけでは治らない
ニキビで悩み始めて最初に考えることはスキンケアの見直しではないでしょうか。
肌トラブルに効果があると評判の化粧水や美容液、フェイスパックを試した経験がある人は多いと思います。
筆者も何とか治したい一心で様々なスキンケアグッズに手を出しました。
1本5,000円する高級化粧水を使っていた時期もありますが、今振り返ると無駄な出費だったと思います。
スキンケアだけで肌荒れを治すことはできません。
ニキビは立派な皮膚疾患です。病気を治すためには治療が必要ですよね。
どちらかと言えば『スキンケア=ニキビ予防』と捉えた方が良いです。
“新しいニキビを作らない”という側面では正しいスキンケアが重要になってくるので混同しないように注意してください。
肌トラブルを予防するためのスキンケアも選ぶ商品を間違えると逆に悪化させる原因になりかねません。
ニキビ肌/敏感肌の人にオススメのアイテムをまとめた記事もありますのであわせてご覧ください!
食事は思っている以上に影響する
「甘いものや油っぽいものばかり食べているとニキビが出来やすい」という噂をよく耳にすると思います。
因果関係を示す科学的なエビデンスはないようですが、あながち間違いではないと思っています。
大人ニキビを引き起こす要素の“皮脂の過剰分泌”があります。
皮脂はニキビの原因であるアクネ菌の餌となるため、それが増えることでニキビが出来やすくなるというメカニズムです。
ここで思い返して欲しいのですが、お菓子やジャンクフード、揚げ物を大量に食べた後って顔が脂っぽくなりませんか?
まさに皮脂が過剰分泌されている証拠です。
そのような状態が続くことでニキビが出来やすい肌になっていると言えます。
このように普段の食事が思っている以上にニキビに影響していますよ。
だからと言って極端に制限してしまうのもストレスの原因となるためオススメできません。
ジャンキーな食べ物が好きな人であれば全く食べないのではなくて、回数を減らすなどメリハリをつけることが大切だと感じています。
必ず病院(皮膚科)を受診する
すでにお伝えしたようにニキビは立派な病気です。
医学的には尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と呼ばれています。
放っておいては完治できません。
病院に行って適切な治療を受けることが必要です。
ある調査によるとニキビで皮膚科を受診する人の割合は1割程度と言われています。
ニキビ=病気という認識がなかったり、これくらいで受診して良いのか?と感じる人が多く90%の人は病院に行かないのが現状です。
筆者も初めは病院に行くことを躊躇って自力で治そうとしました。
高額な化粧水を使用したり薬局で塗り薬を買ったりとあらゆることを試しましたが良くなりません。
費やしたお金はなかなかだと思います。
ある時、病院に行って薬を処方してもらった方が安くないか?と気が付きました。
日本には社会保障制度があるため保険診療なら3割の負担で済みます。
専門家である医師に診察してもらい効果の高い薬を処方してもらえるのに負担額は3割“だけ”良い。
利用しない方が損だと思います。
ニキビで病院に行くのは躊躇うという方は毎月支払っている社会保険料を無駄にしないという動機でも良いのではないでしょうか。
勝手に通院をやめない
ニキビを治すためには病院を受診することが必須です。
さらに大切なことは『勝手に通院をやめない』ということです。
クリニックで適切な薬を処方してもらうことで大抵の人は回復すると思います。
それに安心して通院(治療)をやめてしまうと高確率で再発します。
いわゆるニキビ肌の人はニキビが出来やすい状態になっているため肌質から変えなくてはいけません。
赤いニキビが治ってきて一見すると完治したように思えても根本的解決に至っていないのです。
完治させるためには地道に通院してその時々に合った薬を処方してもらいましょう。
どういった治療の流れになるのか知りたい人は関連記事も参考にしてみてください!
最初から自由診療に手を出さない
ニキビがなかなか治らない人は美容皮膚科を受診した方が良いのかな?と自由診療を考えるかもしれません。
しかし初めから自由診療に手を出すのは得策ではないと思っています。
ニキビ治療も日々進化しており、80〜90%の人が保険診療だけで改善できるそうです。
それでも治らない重症ニキビの人やお金を払ってでも治療スピードを上げたい人であれば自由診療を考えても良いかもしれません。
注意点としては
“保険適用外で高額な費用がかかる”
“自費治療を受ければ必ず治るわけではない”
ということです。
筆者自身、症状が落ち着いた頃にニキビ痕が気になって自由診療を受けた経験があります。
結論から言うと劇的な変化は感じませんでした。
多少なりとも効果はあったかもしれませんが、支払った金額から考えると「この程度か‥」という印象が正直なところです。
半年くらいは保険診療で頑張って全く効果が出ないようなら自費診療を考えるくらいで遅くないと思いますよ。
考えすぎない
ニキビについて考えすぎない
ことがすごく大切だと感じています。
悩んでいる時に言われても「そんなの無理だよ」と感じるかもしれません。
でも気にしすぎることが与える影響は計り知れないと思いませんか?
筆者も悩んでいる時は四六時中ニキビのことで頭がいっぱいでした。
どんどん気持ちは落ち込んでいき、常にネガティブな思考になります。
・ニキビが治らないことにイライラする
・新しいニキビができるのではないかとビクビクする
・食べたいものがあっても極端に制限して食べれない
・人目が気になってマスクを外せない
・人と会うのが嫌になる
上記は筆者が実際に感じていた心境です。
このようなことばかりでは生きていて楽しくありません。
ニキビのことを考えているときに限って目立つような赤ニキビが出来た経験がある人はいませんか?
大事なイベントを控えていてニキビが出来ないかと不安を募らせているとピンポイントで出現するものです。
簡単なことではないですが、ニキビのことばかり考えるではなく他の楽しいことをたくさん考えられると良いですよね。
今の自分を受け入れる
ニキビが治らないのは決してあなたのせいではありません。
不潔だからニキビができると思っている人が稀にいるようですが大間違いです。
悩んでいる人こそ丁寧に洗顔したりスキンケアを徹底したり清潔であることに人一倍気を遣っているはずです。
肌質(体質)、置かれている環境、その他様々な要因が複雑に重なってニキビを引き起こします。
そのため自分ではどうしようもないというのが事実です。
十分な睡眠を取ったり、食生活を気を付けるなど自分でもできる対策は多々あります。
しかし、それだけでは治りませんよね。
思うように治らないと自分を責めたくなりますが、辛いだけなのでやめましょう。
難しいかもしれませんが、ニキビで悩む今の自分を受け入れてあげてください。
いつか思い返した時に良い経験だったと思える日が来るはずです。
筆者自身、ニキビで悩んだ経験があるからこそ同じ境遇の人の気持ちが分かるし、リアルな情報を発信することができています。
自分が当事者になって初めて相手の気持ちを心から理解することができるのではないでしょうか。
その貴重な経験は必ず誰かの役に立ちますよ。
ニキビは必ず治る
ニキビで悩んでいるときは一生治らないのではないか?と不安に苛まれると思います。
でも必ず治るので安心してください。
何度もお伝えしているように完治するには病院を受診して通院を続けることが重要です。
自己流では一時的に良くなったとしても根本的な解決に至りません。
風邪などの病気と違ってニキビが治癒するまでには長い期間(数ヶ月〜1年)が必要です。
すぐには成果が出ないので諦めずに治療を続けましょう。
その先にニキビで悩むことのない素敵な未来が待っていますよ。
まとめ
本記事ではニキビで悩み始めた当初に知りたかったことをまとめました。
肌トラブルに悩む人であれば共通するものばかりだと思います。
当時の筆者はそれらを知らなかったため、遠回りをしたり、無駄な出費や必要以上の不安を抱いていました。
これから治療を進めていく人には同じ過ちを繰り返して欲しくないので参考にしていただけると嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!